大阪HEP FIVEゾートロープ製作

くるくる回ってるものに、ピカピカ当てたら、うぇーい、ひゃっはー!ってなるものの製作に関わりました。

はい、何言ってるか分からないですね。自分もよく分かってないので、まずはYouTubeを見てみましょう。

ポップでキュートですねー。クリスマス感満載ですねー。

私自身、一度も行ったことが無いですが、大阪梅田にあるHEP FIVEという赤い観覧車で有名な商業施設があるそうで、その前にクリスマス用の大型作品を作るんだけど、サイズがサイズだから手伝ってもらえますか?というお話をTASKOさんから頂きまして、弊社で基礎となる全体のフレーム、回転軸の製作と、モーターの選定などを担当させて頂きました。

製作過程の写真をちょっとだけチラ見せ。

HEPFIVE_Zotorope

ゾートロープが見れる時間は毎日17~23時まで1時間に3回(毎時0分、20分、40分)となっているそうです。

大阪にお住まいの方、クリスマスにUSJに遊びに行くよ!ってみなさんは、クリスマス当日の25日まで見ることができますので、ぜひ梅田で晩飯でも食べるついでに見にいってみて下さい!

製作に関わった人々はこちらに載っております。

Shibuya Zunchaka@2017.10.1

はてさて

だいぶ時間が経ってしまいましたが、渋谷ズンチャカというイベントでポータブルスクラッチのライブをさせて頂きました。

ライブの様子はこんな感じ。

DJ KEN-ONEさんに声を掛けて頂いて、1anさんとの3人でチームを組んでのライブでした。いやー緊張しました。思いっきり、お二人の足を引っ張る感じで自分の未熟さを痛感しました・・・。その辺の話はほげほげということで、、GPD Pocketが現場で使えるマシンか?ということについて書いておくことにしました。

ライブまでの経緯

このライブの話を頂く前に、メルカリにほぼ未使用品のGPD Pocketが出品されているのをゲットしていました。このときは、ちょっとしたコーディングや打ち合わせで活用できそうというくらいで、ポータブルスクラッチでDVSしようとか考えてませんでした。で、さらにGPD Pocketを入手した後、タイミング良く、Twitterで繋がっている方からDenon DS1というSerato DJに対応したコンパクトなUSBオーディオ・インターフェイスを安く譲って頂きました。
そしたら、このライブの話が来るという、誰かに仕組まれているかのような流れでした。

使用機材

ライブでの使用機材は以下になります。

  • GPD Pocket(SeratoDJを使用)
  • DenonDJ DS1(オーディオI/F ※生産完了品)
  • Vestax Handytrax(7インチ用ポータブルレコードプレーヤー ※生産終了品&メーカー倒産)
  • SigmaMIX(自作のポータブルDJミキサー)

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GPD Pocketと相性抜群DS1

次の写真で分かるように、サイズ感が最高です。基本的には、Serato DJ用に作られたオーディオ・インターフェースですが、素直な出音なので、純粋なリスニング用途も良いと思います。メーカーとしては、もうディスコンらしく、店頭在庫のみっぽいですが・・・。

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持ち運び

BUBMのこの収納ポーチがGPD PocketとDS1とその他ケーブル、USBハブをもろもろまとめて持ち運べてオススメです。

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使い方

ライブで使用した音源は全てデータで用意し、Serato用のコントロール・ヴァイナルを使いました。今回はSigmaMIXを使っていたこともあり、Seratoで音源にエフェクトを掛けると言うことはせず、エフェクトはSigmaMIXのみです。なので、Seratoでやっていたことは非常にシンプルでコントロール・ヴァイナルでの音源の操作とキーボードショートカットを使ったCueポイントの切り換えだけになります。

感想

上の動画を見て頂ければ、ある程度分かると思いますが、GPD Pocketだからと言って、レイテンシーが大きかったり、音がブチブチということはありませんでした。アプリが途中でフリーズしてしまうということも、練習時含めありませんでした。もちろん、今回はGPD Pocketでやっている処理は非常に少ないですし、Serato Videoとかはキツいと思います(GPD Win2なら?)。

注意点

とは言え、注意した方が良い点もあります。

  1. バッテリーが切れてしまうと、10%くらい充電されるまでOSが起動しない
  2. 充電したまま起動すると、コントロール・ヴァイナルで音源再生しているときにブチブチ鳴ることがあった。

1.BIOSは0809版です。Win起動中にバッテリー切れで落ちてしまうと、10%以上充電されないとダメでした(個体差あるかも)。練習中に気づいたのですが、現場で使うときはバッテリー残量には細心の注意を払った方が良いです。現場でこうなると、焦ります・・・。

2.はGPD Pocketがそもそも、充電しながらの使用を推奨していないので、その辺何か関係しているのかも知れません。回避策としては、一旦、充電しない状態で起動してから充電すると起きませんでした(あくまで私の場合)。

まとめ

と言うわけで、ゴリゴリのラップトップでのライブで使えるかどうかは分かりませんが、シンプルなDJプレイだったり、今回のようなパフォーマンスであれば、問題無く使えるよ!荷物軽くなって良いよ!7インチのポータブルのセットに組み込むとカッコいいよ!というお話でした。

About “DIY MUSIC” Live

Maker Faire Tokyo 2017で出展しつつ、ライブもしてきました。

まずは、ライブのダイジェストからどうぞ。

よく考えたら、ステージに1人でライブ初めてでした・・・。にしては、落ち着いてたと思います。

映像からは何してるのか分からないと思うので、ちゃんとシステムの解説しなきゃと思いました。

まずは使用機材から

  • ノートPC(MSIのゲーミングPC、Win10 Insider Preview)
  • オーディオI/F(RME Babyface Pro、ビックカメラでポイントで購入)
  • DJミキサー(SigmaMIX、もうすぐ頒布開始)
  • ターンテーブル(Vestax HandyTrax、amazonで大人の財力で購入)
  • スマホ(Motorola Moto Z、Moto Mods気になって購入もModsせず)
  • メガネ(JINS MEME、今回は私物使用。他JINSからの借りパク2本あり)
  • Tシャツ(No Carp. No Life、タワレコと広島カープのコラボT)
  • パンツ(CILANDSIA、高円寺のMACARONICで購入)
  • スニーカー(onitsuka & ANREALAGEコラボ、父の日の妻からのプレゼント)
  • 靴下とパンツ(ユニクロのやつ)

PC上ではお馴染みCycling74 Max7で作った今回のライブ用のイカしたパッチが走ってます。

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Maxパッチとライブ用のトラックは弊社スタッフ、岡安啓幸くんに全て制作してもらいました。ちなみに彼、ギタリストの笹久保伸さんと共作でProgressive Formからアルバムも出してるので是非聴いてみて下さい。

これをMIDIコンで操作しつつ・・・なんてベタな方法ではなく、このパッチを全てJINS MEMEから「」で操作してたんです。細かい話をすると、JINS MEMEはAndroidとBLEで接続、通信していて、Android上でJINS MEME BRIDGEという一刻も早くJINSさんにリリースして欲しいアプリを走らせ、AndroidからPCにUSBでMIDIを送っていました。

live-system-explain

図にするとこんな感じ。

操作方法としては、JINS MEMEをかけて「」だけを左右に動かし、「SNARE」とか「Delay」って書かれたカードに移動し、まばたきでそのカードを選択。そうするとAndroidからMaxにMIDIがドーンするという仕組み。んで、やっていたことを書くと・・・

  1. トラックのシーン切り替え
  2. ワンショット(スネア、SE)の再生
  3. ルーパーのオンオフ(ワンショットのループREC、オーバーダブ用)
  4. エフェクト(Stutter、Reverb、Delay、Glitchの4種とReverb&Delay、Reverb&Glitchのコンボ2種)

大きく分けてこの4つの操作を「目」だけでやり、合間にSigmaMIXでローパスフィルターかけたり、HandyTraxでスクラッチしてました。

諺に「目は口ほどに物を言う」とありますが、まさにそうで、ライブ直前ちょい緊張してくると分かりやすく意図しない視線移動のイベントが出まくり「目が泳いでる」的な状態になり焦りましたが、焦って汗でもかいたもんなら、さらにまともに操作できなくなるので、「まー最悪マウスでもプレイできるや」と自分に言い聞かせて気持ちを落ち着かせたら、何とかなりました。

ノー編集のライブ音源をサンクラに上げておきますので、通しでどんなだったか興味ある方は聴いてみて下さい。

ずっと自分で、デバイス作って、パッチ作って、あー音どうしよう・・・というところで一番大事なアウトプットである音楽がおざなりになっていましたが、岡安くんのおかげでハードとソフトで一番良い形で分業でき、見返しても恥ずかしくないライブになりました。分業ってホント大事。彼のおかげで、ようやく自分たちの手で作りたいものをつくり、それを伝えるところまで高いクォリティで持っていくことが出来るようになったと思います。

とはいえ、大きな課題が残ってます。

  • ぱっと見、何やってるか分からない(ラップトップミュージシャンを越える勢い)
  • 頭ほとんど動かせず(MEMEの6軸センサー位置と向きが・・・)
  • 視線識別の精度(改善されたけど、まだまだ・・・)

これらは引き続き考え、改善していかなければいけません。

ちなみに、3つ目の「視線識別の精度」に関しては、大阪電気通信大学工学部基礎理工学科の柳田達雄教授と山本製作所の山本俊一で、JINS MEMEのアカデミックパックから取得できる眼電位センサーのデータ解析及び視線移動の識別手法に関する共同研究を行っています。ぜひ、興味のある方はご支援下さい。

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