Category: Controller

Max6のOSC連続送信の限界

Tweet さすがに、ここまで試したことが無かったので気がつかなかった・・・。     これはuziオブジェクトを使ってmetroオブジェクトの1ms以下の時間間隔でOSCメッセージを 連続して送るテスト用のパッチ。   uziの値が512くらいまでなら特に問題無かったけど、600を超えたあたりから受信側で パケットの欠損が出始めて、どこがボトルネックになっているんだろうと調べていたら、 大元のMax側だったというお話。   さすがに、実際にOSCでやりとりする場面でこんなアホの極みみたいなことはしない。 してる人がいたら説教するw 残念なのは、この程度でパケットがドロップしちゃうのでMaxでOSCする場合はギガ ビット・イーサの恩恵には預かれないってこと。   はい、またマニアックな知識がひとつ増えました。   ちなみに、Pd-extended-0.43.4で同様のことを試してみたら、増えても全部送ろうと します。uziの回数が増えていくと送りきるまでに時間がかかってUIの反応が遅れて きます。とりあえず、2048個まで試しましたが、Pdだと送りきります。ちなみに、 Raspberry Pi(sattellite-CCRMA)、Banana Pi(Bananian)のPd-extendedは、いずれも 取りこぼさずに受信してくれました。ただし、パッチの作り方、特にUIオブジェクト の有無によってOSCメッセージを受けた後の処理が間に合わなかったりします。 printによる出力は早々にやめ、ナンバーボックスも間に挟まない。不要なtriggerも 減らすとか工夫が必要になってきます。   どうしてもアホみたいに大量のOSCメッセージを連続して送らなければならない 場合は、OSCバンドルを使いましょう。この辺のことは著書「作れ!音デバイス」に 詳しく書いてあります。   音デバ本執筆中も感じたけど、OSC周りはPdの方が優秀・・・。

PICrouter2プロトタイプ

Tweet 自分の時間が取れるうちに進めたかったのが、タイトルの通りPICrouter2の開発。   マイコンボードを自前でせっせと作る時代じゃないのは重々承知していますが、それでも 作るのは、作ることで得られる知識と経験が自分にとって必要なのと、やっぱり自分で 一から作ったものは色んな意味できちんと責任が取れるので。   と言うわけで、現在、自分が受けた案件で使いまくっているPICrouterをベースに、 メインマイコンのリニューアルやら、PoE+への対応やらを盛り込んだ新しいバージョンです。     ・メインマイコンの変更  メインマイコンは既存のPIC32MX675F512Hから、Microchipが新しくリリースした  PIC32MZシリーズのPIC32MZ1024ECH064にアップグレード。  クロックが最大200MHzでUSB HSに対応。IOピンの多くがPIC24のようにリマップ  可能なのも魅力です。   ・PoE+対応  PoE対応しているハブやルーターは少なく、高価だし、対応するには専用のICを積む  必要があり電源周りの設計が・・・と見送ってしまいましたが、実際にPICrouterで  仕事をしていると必要性はかなり感じたし、「あ~PoE使えれば・・・」と思うこと  が多々あったので重い腰を上げました。   ・パターン設計の全面見直し  PIC32MXシリーズとPIC32MZシリーズでピン配置が大きく異なるので、マイコン  周辺のデザインを見直す必要があったためという理由が大きいですが、PICrouterの  パターンと部品配置を中途半端に引き継がず、一から見直して設計することにしました。  PICrouterの 設計を始めた頃は信号線の優先順位とか知らなかったので自分がパターン  を引きやすいようにすうることしか考えてませんでしたが、今回はちゃんと考えて  設計したつもりです。プロに言わせればまだまだでしょうが、最低限抑えるべき部分は  押さえられたかな?と思ってます。   ・ライセンス  ライセンスはCreative Commons Attribution-Share Alike 4.0 Internationalです。

三味nome2 完成

Tweet ハードウェアが完成してから、やく1ヶ月半。ようやく三味nome2のM4Lパッチも完成。   といっても実際に手を動かしたのは私ではなく、8月からアルバイトで来てくれている 国立音大の岡安啓幸くんです。重なりに重なった別件作業で手一杯の私に変わって、 ふんわりした仕様を基に彼自身が自分で考えて作り上げてくれました。   M4L独特の作法とか、デバッグやテストは一緒にしましたが95%以上、彼が一人で 作った感じです。   というわけで、彼のショート・デモご覧下さい。   SHAMInome2 – developer demo from tkrworks on Vimeo.

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