Infinium Technologies社について

PICratchBOXで採用しているInfinium Faderを開発していたInfinium Technologies社の
サイトに昨日、なんとなくアクセスしてみた。そしたら、サイトが無くなっていて、「まさか」
と思ったが、FaceBookで交流のある方から、経営破綻してしまったと教えて頂いた。
中の人にお世話になったのでビックリと同時にとても寂しい。日本の企業にM&Aをかけて
みたが、それも上手くいかなかったらしい。Infiniumの持つ知的財産はどう扱われるの
だろうか?
 
Infinium Faderは電子工作で扱いやすく、ハードなスクラッチにも耐えられる唯一と言って
良いデジタルフェーダーでした。これがもう、手に入らないとなると、さてこれからどうした
ものか・・・。
 
個人的な好みですが、カットラグの調整を半固定抵抗で行うInnofaderよりも、メカニカル
にねじを回して調整するInfiniumの方が、ギリギリの微調整がしやすいと思います。
基板に載っている半固定抵抗は工場調整レベルで使うなら良いとして、エンドユーザーに
触らせるのはどうなんだろう・・・と思っています。なおさら、スクラッチDJやターンテーブリスト
はカットラグ調整を1mm以下の精度で自分の感覚に合うように調整します。その要求に
フェーダー単独で答えるのであれば、メカニカルな物理的方法に分があると思います。
電子制御で調整するのであれば、フェーダー単独でやるのでは無く、ミキサー側のメイン
マイコンで処理すべき事だと思うんですよ。
 
この辺が、Innofader miniでどうなっているか興味がありつつ、tkrworksオンラインストアで
Infiniumの45mmフェーダーは絶賛発売中です。

コメントをどうぞ

Your email address will not be published. Required fields are marked *

*