Microchipの新ライブラリHarmony

Posted on 2014/02/14 by yamamo2 Posted in Developper's Memo — No Comments ↓

MicrochipのPIC用ライブラリはこれまで、Microchip Libraries for Applications

というやつで、まぁ、デモコードが分かりにくいとか色々言われてたわけです。

確かに、色んなデモボードの設定が混在してたり、言い出すと切りが無いです

が、ライブラリ自体には大きなバグが混入することも無く、まぁ安心して使える

ものでした（私が使っているUSB、Ether周りでは）。

で、昨年末あたりに、このライブラリ周りが一新され、MPLAB Harmonyという

のに移行させるみたいです。PIC32MZシリーズとか出ますしね。

んな訳で、上のMLAは扱いが雑に・・・。Current MLAという昨年の12月に

リリースされた版には、Etherとかごっそり削られてて、Legacy MLAの方で、

「え？Harmony使って下さいよ」的なあっち行って感。

こういうのは早めに慣れておいた方が良いですし、まだ、ベータ版ですが、コンパイル

は通るだろうし、ファイル、フォルダ構成とか把握しておこうと思い、少し探りを入れ

始めました。

まず、必要なファイルの追加は人力でやらず、MPLAB Harmony Configuratorと

いうMPLABXのプラグインでやることがオススメされてますが、プラグインとHarmony

最新版との整合性取れてなく、必要なファイルが正しく追加されませんでした。

まだ、ファイルとフォルダの構成が流動的な様子・・・。

足りてないっぽいファイルを追加して、コンパイルしてみましたが、USB周りで、そんな

構造体のメンバ知らんわ！っとエラーでまくりで、コンパイル通らずorz 1個前のバー

ジョンの中も調べてみましたが、こちらでも使われてるけど、定義ドコデスカ？な状態。

これは、ベータというより、ものすごくアルファちっくな匂いプンプンなので、バージョン

が1.0になるまでは・・・と、しばらく寝かせることにしました。

軽い気持ちで踏み込んでみましたが、既存シリーズと新しいMZシリーズのどっちにも

対応させようとして、コード群自体がえらく、えげつないことになってるような気がしました。

こりゃあ、PIC32MZにもすぐに手を出せないかもなぁ・・・。期待してるんだけど。